「たくさんの出会いと別れの中で」
教師になって5年が経ちました。その短い期間でも、多くの生徒が学校を巣立っていきました。
何年経っても共有できる思い出があり、生徒に会うたび昔話に花を咲かせることができるのは、「教師」という職業でしか味わうことができないものだと思います。
その時はただ一心不乱に生徒と向き合い、自分なりにベストな選択をしてきたことが、数年後に正解だったと確信に変わることがあります。それもまた「教師」という職業の特権だと思います。
初めて3年生を担任し、たくさんの苦労と葛藤の中で幾度となく壁にぶつかり、多くの先生方の助けを借りて、迎えた卒業式。一人ひとりを呼名し、生徒が元気よく返事をして卒業証書を受け取る姿。そして、卒業式のホームルームでは、普段恥ずかしくて言えない感謝の気持ちを涙ながらに語る姿。この感動に満ちたこの一瞬が「教師」という仕事の全てだと感じました。
他の仕事では味わうことができないこの「感動」を、ぜひ一緒に共有しましょう!
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