令和5年10月7日(土曜日)から令和5年10月9日(月曜日・祝日)までの3日間、長崎県及び広島県内の高校生を対象に「グローバル未来塾in ひろしま」長崎研修を開催しました。
【スケジュール】
日時 | 行程 |
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1日目 10月7日 (土曜日) |
・オリエンテーション ・ワークショップ(講師:林田光弘氏) |
2日目 10月8日 (日曜日) |
・施設見学 (原爆資料館、平和公園、爆心地公園、山里小学校ほか) |
3日目 10月9日 (月曜日・祝日) |
・被爆体験講話 (講話者:三瀬清一朗氏(被爆者)、林田光弘氏) ・ワークショップ(講師:鳥巣智行氏) |
一般社団法人Peace Education Lab Nagasaki代表理事林田光弘氏によるワークショップを実施しました。林田氏は、人種差別等の歴史を取り上げながら、これまでの「あたりまえ」は、時代の流れとともに変化してきたと説明した上で、私たちが享受している「あたりまえ」も今後変わっていくと述べました。グループワークの中では、広島・長崎の高校生が、自分たちにとっての「あたりまえ」を共に振り返りながら、未来の「あたらしいあたりまえ」について議論しました。
広島県高校生を対象に原爆資料館や平和公園、山里小学校等の施設見学を実施しました。被爆関連の展示や遺品、遺構を実際に見てもらうことで、長崎に落とされた原子爆弾がもたらした影響が広島に落とされた原爆とどのような違いがあるか学んでいただきました。
爆心地から3.6km離れた屋内で被爆を経験された三瀬清一朗氏をお招きし、被爆体験についてお話しいただいた後、林田光弘氏が被爆前の日常などに基づく被爆証言の解説を行いました。三瀬氏は講話の最後に「平和は人類共通の遺産である」と述べられ、参加者のみなさんが平和人材として活躍できるよう激励されました。
プログラムの最後には、一般社団法人Peace Education Lab Nagasaki理事の鳥巣智行氏が、広告に関するワークショップを実施しました。今回のプログラムで学んだことや受講生独自の視点を広告に落とし込む手法を学び、どのように工夫すれば、周囲の人々に長崎に興味を持ってもらうことができるのかグループで話し合いながらワークに取り組みました。